ヴィパッサナー瞑想:知恵を開発し解脱に導くマインドフルネスの実践教本

読んだ。

 

 

 

 

瞑想を少しやっていた事があるけど、今一理屈が分かってなかった所がある。

前半の部分は専門用語ばかりで読みにくく、すっ飛ばして初め読んだのだけど。後半には実践しか書いておらず。読み終わった後に、これらで結局何を目指すのか?が知りたくなって初めの理屈の部分を頑張って読んだ。

すごくざっくり言うと、行動や感覚には物と動作が関わってくる。日常の行動や感覚、また頭に浮かぶ妄想や考えは自分が望んで生まれたものではない。「触れている」「見ている」「考えている」のように心や、手や、目などの物質が、それらの動作をしているのを良く見ること。それを繰り返すことにより、自分の中で起こっている事を「我」と切り離す事ができ、正しい道を歩むことができる。

すごく興味深い考えだし、腹に落ちた。スマホを打ったり、座ったり、腕を動かしたり、物を食べたり、苦悩したり。それらは自然に起こる事だ。行動を観察すると、そのこと自体が自分の意思とは関係なく行われている事がよく分かる。

自分と切り離せて最も楽になるのは心。そのために自分の感覚や行動を、よく見る訓練を通して、対岸の火事を見るかのようにしてみたい。どうしても気持ちよくなること、ストレスとは無縁となることばかりを考えて瞑想始める事も多いような気がする。でもこれは修行だ。仏教なので当たり前かもしれないが。

ちょっと面倒くさくて放置してたけど、もう一度始めようと思う。

瞑想って道理が通っているから良い。少し前からマインドフルネスとかよく聞くけど、流行る理由がよく分かった。

正しく物事を理解し納得することは、絶対的に正しい。